初めて工場へ行く前に|商社営業の新入社員が準備しておきたいこと
はじめに
商社へ入社し、先輩から「明日、一緒に工場へ行くよ」と言われると、多くの人は楽しみな気持ちと同時に不安も感じるのではないでしょうか。
- 工場ってどんなところ?
- 何を準備すればいいんだろう?
- 専門知識がないけど大丈夫かな?
私自身も、初めて工場へ行く前日は同じような気持ちでした。
しかし、実際に工場へ行って感じたのは、「最初から機械の知識がなくても大丈夫」ということです。
もちろん知識は大切ですが、それ以上に大切なのは事前の準備や姿勢です。
この記事では、商社営業の新入社員が初めて工場へ行く前に準備しておきたいことを、私自身の経験を交えながらご紹介します。
1. 訪問する会社について調べておこう
まず最初にやってほしいことは、お客様について調べることです。
会社名だけ知って訪問するのと、どのような製品を作っている会社なのかを知って訪問するのでは、工場で見える景色が大きく変わります。
例えばホームページを見るだけでも、
- どんな製品を作っている会社なのか
- 主な事業内容
- 工場の所在地
- どのような業界のお客様なのか
など、多くの情報を知ることができます。
全部覚える必要はありません。
「この会社はこんな製品を作っている会社なんだ。」
そのくらいの理解で十分です。
私自身も最初は、「工場」と聞いても「何かを作っている場所」という漠然としたイメージしかありませんでした。
しかし、事前にお客様について調べてから訪問すると、お客様の話が以前より頭に入りやすくなりました。
これは人との会話でも同じです。
急に話しかけられても、「誰の話なのか」「何について話しているのか」が分からないと、「今、何の話をしているんだろう?」となりますよね。
工場訪問でも同じで、お客様の会社を事前に知っておくことで、会話の「主語」が分かります。
専門的な内容まで理解できなくても、「この話はこの製品についてなんだな」「この設備の話なんだな」とイメージしやすくなるため、話についていきやすくなります。
2. 持ち物を確認する
初めての工場訪問では、忘れ物をしないことも大切です。
最低限準備しておきたいものは、
- 名刺
- メモ帳
- ボールペン
- スマートフォン
- 作業着(必要な場合)
- 安全靴やヘルメット(会社から支給される場合)
などです。
特にメモ帳は必ず持っていきましょう。
分からない言葉や設備名は、その場で覚えようとせず、あとで調べられるようにメモしておくことが大切です。
私自身、新入社員の頃は緊張もあり、「何を持っていけばいいのか」が分からないことがよくありました。
特に名刺は営業にとって欠かせないものです。
出発前には、「名刺は持ったかな?」「メモ帳はあるかな?」と、一つひとつ確認する習慣をつけることをおすすめします。
3. 完璧に勉強してから行こうと思わなくて大丈夫
新入社員の頃は、
「もっと勉強してから工場へ行った方がいいのでは?」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、工場には何百種類もの設備や部品があります。
すべてを覚えてから行くことは不可能です。
だからこそ、最初は分からないことがあるのが当たり前です。
大切なのは、「分からないことを見つけること」です。
工場で分からなかった言葉をメモし、帰社後に調べる。
この積み重ねが、少しずつ知識になっていきます。
もう一つ意識してほしいことがあります。
お客様は、今困っていることや重要だと思っていることは自然と話してくださいます。
例えば、
「ここが最近調子悪くてね。」
「この設備を何とかしたいんだよ。」
「もう少し詳しく教えてもらえる?」
このような場面では、お客様自身が興味を持って話している証拠です。
また、先ほどまで雑談をしていたのに、その話題になった瞬間だけカタログを開いて説明を始めることもあります。
そんな場面に出会ったら、そこが大切なポイントです。
まずは内容をすべて理解しようとするのではなく、「お客様はここに困っているんだ」とメモを取ることを意識してみてください。
4. 一番大切なのは「学ぶ姿勢」
工場では、お客様も先輩も、新入社員に完璧な知識を求めているわけではありません。
それよりも、
- 一生懸命話を聞いている
- 分からないことをメモしている
- 挨拶がしっかりできる
このような姿勢の方が、良い印象を持たれることが多いです。
知識はあとから身につけることができます。
しかし、素直に学ぶ姿勢は、自分で意識しなければ身につきません。
まとめ
初めて工場へ行く前は、不安になるのが当たり前です。
しかし、最初から完璧である必要はありません。
今回ご紹介したように、
- お客様について少し調べる
- 持ち物を確認する
- 分からないことがある前提で行く
- 学ぶ姿勢を大切にする
この4つを意識するだけでも、初めての工場訪問は充実した時間になります。
次回は、「工場へ着いたら最初に何をするのか」について詳しくご紹介します。

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